当院の治療方針
医療法人社団雄清会おだ歯科クリニックは、再発リスクの少ない治療、咬む・飲み込む・話す・呼吸するという口腔における4つの機能を生涯快適に使い続ける治療と予防、そして患者さまと二人三脚で健康管理を行っていくことをコンセプトに診療を行っております。
良い歯科治療とは何か?
一般的に保険適用の歯科治療は、主訴の表面的な部分のみを治療する対処療法となります。
歯科の保険制度は最低限度の咀嚼可能なまでの治療という制限であり、快適に「咬む・食べる」や「再発リスク」は保険内では考慮されていません。
おだ歯科クリニックでは、患者さまの抱える主訴から口腔内全体を診察し、将来発生するであろう治療リスクを抑えるための治療プランを立案させて頂きます。その為に、必ず患者さまにご要望を兼ねたヒアリングを含めた治療カウンセリングを行った上で治療を進めさせて頂いております。
当院では、患者さまのQOL=Quality of life(クオリティ オブ ライフ)・生活の質の向上を重視し、歯科医師の技量・技術を最大限に発揮できる自由診療を積極的に提案させて頂いております。
保険診療
最低限度の
咬めるまでの治療
自由診療
材料・治療法に制限なく
歯科医師の技量が発揮できる
お一人お一人にベストな診査・診断を
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01
年齢や生活のバックグラウンドに配慮した治療の優先順位を重視します。※家族構成やお引っ越し、ご病気など
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02
再発リスクを抑えた将来を見据えた治療を提案・提供します。
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03
患者さまごとに違う、治療に対する優先順位を大切にします。
※治療の質、期間、費用、内容、見た目など
初診の患者さまへ
おだ歯科クリニックでは患者さまの要望と、それぞれの症状に的確に対処するための、診療システムが確立しております。初診から終診、そしてメンテナンスまで、なるべく患者さまの要望に添って不安な気持ちを抱く事なく、安心して治療に専念して頂けるよう配慮しております。
診療の流れ
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希望される治療の内容、その他の御希望をお伺いします。
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虫歯や欠損(歯が無い部分)、歯周病、咬み合わせなどを総合的に検査します。
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検査結果を基に複数の治療プランを御提案し患者さまの御希望との擦り合わせを行います。
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治療内容や範囲、期間、費用などを御検討頂き必要に応じてセカンドオピニオンをお取りください。
- 注意当院の成人治療(クリーニング、歯石除去などは除く)は基本的に自由診療をベースとしております。
- 保険治療を御希望の患者さまは遠慮なく最初にお申し付けください。保険の範囲内での治療提案をさせて頂きます。
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決定した治療計画を最短距離で質を落とさないよう順次遂行します。
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一連の治療完了後、定期的なメンテナンスで管理していきます。
- 注意当院の成人治療(クリーニング、歯石除去などは除く)は基本的に自由診療をベースとしております。
- 保険治療を御希望の患者さまは遠慮なく最初にお申し付けください。保険の範囲内での治療提案をさせて頂きます。
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希望される検診内容、クリーニング内容などをお伺いします。
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レントゲンなども含めて全体をチェックし御希望に応じてクリーニングを行います。
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緊急に必要な治療がなければ終了し定期的なメンテナンスへ移行します(年2~3回)
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問題が見つかれば必要に応じて御相談となります。
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初回の相談にて「何を治したいのか」を中心に御希望をお伺いします。(院長担当)
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歯列矯正用の精密検査を行います。(セファログラムX線検査なども全て院内で行えます)
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検査結果を分析し費用や期間、方法などを御提案します。
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御検討頂き内容にご了承頂いてから治療開始となります。
将来を見据えた治療のご提案
対処療法とは文字通り、何かの症状に対してその都度、対処していく治療のことです。例えば「穴が空いたから詰める」「痛くなったから神経を抜いて差し歯にする」「歯を抜いたのでブリッジにする」などがそれに当たります。実際のところ、これらの「治療」で歯の寿命が延びることは残念ながらありません。同じ歯を何度も再治療し治療するたびにどんどん削られていく。患者さまはそのようなサイクルを望んでいるのでしょうか?
根本の原因を追究しなければ、また同じトラブルになるのは目に見えています。また、歯列矯正をしないまま、歯周病や虫歯の治療をすることも対処療法と考えることもできます。歯並びが悪ければ、歯磨きをしづらいですから自ずと汚れが溜まりやすくなり、歯周病、虫歯のリスクは果てしなく大きくなるのです。歯並びを改善することなく、ブリッジやインプラントにしたところで効果は半分もないでしょう。
もちろん、急性症状、腫れがある、痛みがひどい、熱を持っている、そういう状況のときは、炎症を抑え鎮痛してあげるのが最優先です。その上で行うべき必要のある治療が何かを知り、現実的に出来ること出来ないことを含めてプロの目から提案すべきだと考えています。
治療をするかしないかというのはその次の段階です。
セカンドオピニオンを御希望の患者さま
M.KONDO
当院にはセカンドオピニオンを求めて来院される患者さまも多く、そのほとんどが「抜歯と言われた」「症状が良くならない」「この方針で合っているのか」などの不信感による転院が多くを占めています。
本来のセカンドオピニオンとは、
主治医の診断結果や治療方針について、主治医以外の医師から意見を聞くこと
であり、あくまでも主治医の診断・治療を客観的に見て適切なのか、他の方法は無いかなどを確認する事を目的としています。
しかし、現実的にはセカンドオピニオンというよりも主治医に対する不信感からくる単なる転院であることがほとんどであり、しかも治療に対しての疑問を、解決するための時間が不十分であるが故に、患者さま自身が自分の判断でどんどん誤った方向に走り出し、さらに混乱し不安だけが増加していく流れが非常に多いように感じます。
インターネットの普及に伴って自身の受けた治療や診断について手軽に調べられるようになり、それは治療への理解を深める意味でとても良い事ですが混乱を招く要因にもなっています。
セカンドオピニオンを受けたい患者さまにおいては、まず担当医とよく話し合い、なぜその治療方針なのかの理由をしっかりと明確にすることをお勧めします。理由もなく抜歯したり、手抜き治療を行う歯科医師はほとんどいないですし、症状の改善が見られないまま放置していてOKと考える歯科医師もいません。「抜くしかないです」などの言葉は、担当医が現状やそれまでのプロセスを総合的に判断した上で出した単なる結果であり、その理由まで説明するかどうかは歯科医師により差があります。
歯科医師に問題があるケース
また、実は相談を受けた歯科医師側にも問題のあるケースも多く、前医との関係性や術前の状況などを正確に把握しないまま「不適切な治療」などと安易に説明する事で、患者さまの不安や元の担当医への不信感を増大させてしまっているケースも散見します。
担当医の言葉尻のみを捉えるのではなく、その真意や理由は何なのか御自身の希望と医学的な判断の両面を考えた上で治療方法を決定することが望ましいですね。
歯科におけるセカンドオピニオンの難しさ
集約できると考えます。
客観的な判断の難しさ
患者さまが現在の状態(どの程度悪いのか)を客観的に判断することは難しいこと。自覚症状と問題の大きさは、必ずしも一致しない事が多いのです。
根拠を伴わない不信感や不安感
インターネットの情報を御自身の現状に適した形で利用するのは現実的に難しく、表面的な症状のみでの思い込み等により過度な不信感や期待感を持ってしまうこと。
Y.ODA