矯正治療の実績(症例数)は良い治療結果に影響する? 症例数が多い歯医者のメリット
矯正治療を検討するとき、多くの方が気にするのがどこの歯科医院で治療を受けるかという点です。
特に近年は「矯正 実績」といった検索をして医院を探す方も少なくありません。
では、症例数が多い歯科医院を選ぶことは本当に治療結果に影響するのでしょうか。
この記事では、症例数が多い歯科医院を選ぶメリットや、症例実績が治療の成功率にどう影響するのか、さらに症例数だけでは判断できない大切なポイントについても詳しく解説します。
目次
■矯正治療における症例数とは?
◎症例数は経験の積み重ねを示す
矯正治療における症例数とは、これまでにその医院で行われた矯正治療の件数を指します。
特にインビザラインなどのマウスピース矯正では、メーカーが公式に認定する症例数ランクがあるほど、症例数は大切な指標として扱われています。
◎数字は経験値の目安になる
症例数が多いということは、それだけ多くの患者様の治療を行ってきた経験があるということです。
これは歯並びのタイプや年齢層、治療にかかる条件など幅広いパターンを扱ってきたことを意味し、経験値として治療の質に反映されます。
■症例数が多い歯科医院のメリット
◎類似症例が多いから安心して任せることができる
矯正治療は患者様一人ひとりの歯並びや骨格に応じて治療計画を立てる必要があります。
症例数が多い歯科医院であれば、過去に似たようなケースを数多く経験しているため、適切な治療方針を立てやすくなります。
◎リスクの把握がしっかりできる
矯正治療では歯が思ったように動かない、治療期間が長引くなどのトラブルが起こることもあります。
症例実績の豊富な歯科医院であれば、過去の経験から起こりやすいリスクや注意点を熟知しているため、トラブルを防いだり、問題が起きた際にも迅速に対応できたりする可能性が高くなります。
◎治療の成功率を高めやすい
インビザラインのようなマウスピース矯正では、最初に行うシミュレーション通りに歯が動くかどうかが重要です。
症例数が多い歯科医院は、この計画段階での精度が高く、想定とのズレを減らす工夫をしているため、結果的に治療の成功率を高めることができます。
■症例数が少ないとどうなる?
◎対応できる症例に限りがある
経験が浅いと、複雑な歯並びや難しい症例に対応しづらく、最終的にはワイヤー矯正との併用が必要になることもあります。
その場合、患者様にとっては想定外の治療方針の変更や追加費用が発生するリスクもあります。
◎不安が解消しにくい
矯正治療は長期間にわたるため、治療の途中で不安を感じる方も少なくありません。
実績が豊富な歯科医院であれば、過去の事例をもとに説明してもらえるため安心感を得やすいですが、経験が少ないと十分な事例説明が難しいこともあります。
■症例数だけじゃない!矯正治療で大切なこと
◎カウンセリングの丁寧さ
症例数が多いことは大きな安心材料になりますが、それだけで選ぶのはおすすめできません。患者様の希望や生活スタイルを丁寧に聞き取り、治療方針を一緒に考えてくれるかどうかも大切です。
◎アフターケアやサポート体制
矯正治療は数年単位の長い取り組みです。
通いやすさや予約の取りやすさ、治療後の保定管理までしっかりサポートしてくれるかどうかもチェックすることをおすすめします。
【大事な判断基準の一つとして】
矯正治療において症例数は経験値の証として重要な要素です。
症例数が多い歯科医院は、過去の経験からリスクを把握し、適切な治療計画を立てることができるため、結果として成功率が高くなりやすいです。
特にインビザラインのように計画が重要な治療では、症例実績の豊富さが大きな安心材料となるでしょう。ただし、症例数だけでなく、カウンセリングやその他の体制も含めて総合的に判断することが大切です。
複数の歯科医院でカウンセリングを受けるなどして、ご自身に合った治療を行ってくれる歯科医院を選択しましょう。