医療法人社団雄清会おだ歯科クリニック|瑞江駅南口徒歩1分・土曜診療・女性歯科医も在籍。

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賢い選択(チュージング・ワイズリー)〜無駄の無い歯科医療を目指して〜

賢い選択(チュージング・ワイズリー)〜無駄の無い歯科医療を目指して〜

なぜかモヤモヤが残る歯科治療

チュージング・ワイズリー|おだ歯科クリニック・江戸川区瑞江
診療部長 近藤学
M.KONDO

先生から説明は受けたけど、「この治療って必要なのかな?」
「この歯って抜歯しなきゃいけないのかな?」「他にも方法はないのかな?」
なんて感じること多々あると思います。

担当の先生を信用していない訳ではないし必要な説明は受けている。けれど、心のどこかで引っかかっている。

何だかモヤモヤした気持ちで治療を受けるのは患者様にとって不快なことですし、心にわだかまりを持たれたまま見切り発車の治療を行なうことは医療者にとっても本意ではありません。

特に歯科医療においては過剰診療と適切な標準医療との線引きが非常にあいまいで、その行為が治療なのか予防なのかさえ不明確な場合も少なく無く、患者様をモヤモヤさせる要素が沢山あります。

そこで今回はこのモヤモヤ感の原因や解消法などについて書きたいと思います。

原因は医師の姿勢にある?

私は歯科医師になってから、ひたすらに幅広い知識とレベルの高い治療を提供すべく邁進してきました。

「やり直しの無い治療こそが良い治療」
「28本の歯でキチンと咬めるようにすることが大切」

こんな想いを胸に、歯科医師としての技術向上が絶対的なものとして過ごしてきました。
技術向上と経験の蓄積は様々な症例に対応する上で必要なものですし、治療を受ける患者様としては基本技術が無いお医者さんでは困ってしまいますよね。

しかし、歯科医師目線での理想論はあるものの、2010年頃からこんな事を考えるようになりました。

「何が患者様のためなんだろう?」

患者様によって生活背景、経済状況、求める治療結果、費やせる期間など様々な要素が絡んできます。人生100年時代と言われる昨今、個人の価値観やライフスタイルも異なります。

何をもって「良い治療」かは一人一人千差万別であり、正解は1つでは無いこと、病を診るだけては人は癒せないことを経験を通して実感するようになりました。

このように患者様を治すことに集中してしまう医師側の一方的な姿勢が、患者様のモヤモヤを生む原因のひとつでしょう。

原因は患者様の意識にある?

以来、患者様のモヤモヤを解消すべく、現状を良く把握し、メリット・デメリットを踏まえて治療方法をご提案させて頂いたうえで、治療を開始する方針を続けています。

しかし、残念ながら「説明なんていらないから早く治療してほしい」という患者様も一定数いらっしゃるのが実情です。
治療内容に対する合意がお互いに取れていないままでは治療に着手できないため、そのような場合には治療をお断りさせて頂かなくてはならない場合もあり心苦しい面もあります。

医療に関する「インフォームドコンセント(説明と同意)」という言葉はかなり定着してきましたが、その内容についてはかなりバラバラなため、実際には医療者側からの一方的な説明となってしまっている現実もあります。
治療方針などを判断することは患者様とって容易ではないでしょうし、我々と同じ知識レベルで理解することはまず不可能と言っても過言では無いでしょう。内容に納得ができていないまま進む治療に不安と不信が募るのも当然です。ここにもモヤモヤの大きな原因があると言えます。

この知識と情報の格差を補い、患者様の理解を深めて頂くための仕組みが「セカンドオピニオン」や「サードオピニオン」です。是非ためらうことなく積極的に取得して頂きたいです。
様々な意見を聞くことで、モヤモヤの多くは解消できるでしょう。

チュージング・ワイズリー(賢い選択)

表題のチュージング・ワイズリーとは、医師やそれを取り巻く様々な専門家が患者様との対話を通じて、出来るだけ無駄な医療行為を避け、患者様自身が自分の受ける医療行為を賢く選択し、患者様にとって真に必要な医療を目指す国際的なキャンペーン活動のことです。「Choosing Wisely Japan」はこの活動を推進している組織です。

現代医療は、様々な検査・手術・投薬の登場により、患者さまに提供できる選択肢は非常に広がっています。一方で、過剰な検査、不要な手術、過剰な投薬などが行われている問題も抱えています。

患者さまにとって真に必要な医療とは、エビデンス(科学的な根拠)があり、かつ副作用の少ない医療のこと。この実現に向けて、”賢明な選択”をすることが求められています。しかし、患者さまの多くは知識に長けているわけではありませんので、最善な選択が分からず、医師から勧められるままに無駄な検査や医療行為を受け入れてしまうことも多くあるのです。
このような無駄を減らすべく、チュージング・ワイズリーはエビデンス(科学的な根拠)に基づき最善の選択を行なうことを推進しています。

個人的見解ですが、歯科医療においても悪意なく過剰な医療提供が行われていると感じています。我々歯科医師もチュージング・ワイズリー”賢明な選択”を考える必要があります。
また、患者様自身の”賢明な選択”をサポートする「インフォームドコンセント(説明と同意)」「セカンドオピニオン」への理解がすすみ、医師と患者様双方にとって無駄が無く、モヤモヤとわだかまりが生じない歯科医療が当たり前となることを切に願っています。

何はともあれ、まず信頼を得ることが良い治療の前提条件です。
同じゴールを目指して本音で話せる人間関係を築いて行きたいと思っています。

今回の記事で、歯科に限らず医療全般において「必要な医療行為は何か」を患者様自身が考えるキッカケになれば幸いです。

2023年10月23日加筆


医療法人社団雄清会おだ歯科クリニックでは江戸川区瑞江、一之江、篠崎エリアで赤ちゃんから高齢者までライフステージに合わせた総合歯科医療サービスを提供しています。
歯列矯正、小児矯正、インプラントやセラミック治療など高度な治療も複数の視点から治療方針を御提案し、治療からメンテナンスまでワンストップで御提供することで患者様のお口の健康を守ります。

当院では、医薬品医療機器等法(薬機法)において承認されていない医療機器を用いた治療 である「インビザライン・システムを用いた矯正治療」を行っています。 未承認医薬品・医療機器(以下、「未承認医薬品等」とする)について、当サイト内で治療法等を記載するため、厚生労働省が定める医療広告ガイドラインに従い、「未承認医薬品等であること」「入手経路等」「国内の承認医薬品等の有無」「諸外国における安全性等に係る情報」「薬機法において承認されていない医療機器を用いた治療について」について掲載いたします。

未承認医薬品であること

当院の歯列矯正にて使用しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)は、海外の工場で製作されるため、薬機法における医療機器として承認されておらず、また歯科技工士法上の矯正装置にも該当しません。 国内で作製されるものであっても、患者様ごとにつくられるカスタムメイド品のため、薬機法の対象外となり、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。

国内の承認医薬品等の有無

日本国内にも、マウスピース型カスタムメイド矯正装置を作製しているメーカーがあります。当院が使用しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)以外に、日本で承認を得ている矯正装置を使った治療法があります。

入手経路等

当院が治療に用いるマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)は、米国アライン・テクノロジー社の製品です。アライン・テクノロジー社のグループ会社である「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」より入手しています。

諸外国における安全性等に係る情報

マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)から医療機器として認証され、販売認可を受けています。 2020年10月現在までで、世界100ヶ国以上の国々、900万人をこえる患者様が矯正治療を行いましたが、重大な副作用の報告はありません。

薬機法において承認されていない医療機器を用いた治療について

・インビザラインは、薬機法上の承認を得ていませんが、世界最大のシェアをもっており全世界で500万症例以上 (2017年現在) の治療が行われております。 ・マウスピースタイプの矯正装置は国内外様々なブランドがあります、日本国内ではいくつかの装置が薬事承認されています。 ・インビザラインは米アラインテクノロジー社のシステムをアラインテクノロジージャパン社を通じて利用しております。 ・インビザライン・システムの材料は薬事承認されておりますが、日本国内の国家資格を持った医師や歯科技工士ではない3Dプリンタ (ロボット) による製作のため薬事法の対象外となっています。

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ラバーダムとは

ラバーダムとは|医療法人社団雄清会 おだ歯科クリニック

根管治療で唾液や細菌が治療箇所に入らないようラバーダムで防ぎます。海外ではほとんどの治療に使用される。

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ガッタパーチャポイントとは

根管充填に使用する保険適用のセメント。殺菌作用がなく、固まって経年劣化すると充填箇所に隙間が空いてしまうリスクがある。

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MTAセメントとは

歯の成分に含まれるカルシウムを主成分とした歯科用セメント。殺菌効果が高く固まると膨らむ性質があり根管内部を隙間なく埋められる。

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大臼歯とは

大臼歯とは|医療法人社団雄清会 おだ歯科クリニック

いわゆる奥歯、6~8番目の歯の事。

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当院では、医薬品医療機器等法(薬機法)において承認されていない医療機器を用いた治療 である「インビザライン・システムを用いた矯正治療」を行っています。 未承認医薬品・医療機器(以下、「未承認医薬品等」とする)について、当サイト内で治療法等を記載するため、厚生労働省が定める医療広告ガイドラインに従い、「未承認医薬品等であること」「入手経路等」「国内の承認医薬品等の有無」「諸外国における安全性等に係る情報」「薬機法において承認されていない医療機器を用いた治療について」について掲載いたします。

未承認医薬品であること

当院の歯列矯正にて使用しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)は、海外の工場で製作されるため、薬機法における医療機器として承認されておらず、また歯科技工士法上の矯正装置にも該当しません。 国内で作製されるものであっても、患者様ごとにつくられるカスタムメイド品のため、薬機法の対象外となり、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。

国内の承認医薬品等の有無

日本国内にも、マウスピース型カスタムメイド矯正装置を作製しているメーカーがあります。当院が使用しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)以外に、日本で承認を得ている矯正装置を使った治療法があります。

入手経路等

当院が治療に用いるマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)は、米国アライン・テクノロジー社の製品です。アライン・テクノロジー社のグループ会社である「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」より入手しています。

諸外国における安全性等に係る情報

マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)から医療機器として認証され、販売認可を受けています。 2020年10月現在までで、世界100ヶ国以上の国々、900万人をこえる患者様が矯正治療を行いましたが、重大な副作用の報告はありません。

薬機法において承認されていない医療機器を用いた治療について

・インビザラインは、薬機法上の承認を得ていませんが、世界最大のシェアをもっており全世界で500万症例以上 (2017年現在) の治療が行われております。 ・マウスピースタイプの矯正装置は国内外様々なブランドがあります、日本国内ではいくつかの装置が薬事承認されています。 ・インビザラインは米アラインテクノロジー社のシステムをアラインテクノロジージャパン社を通じて利用しております。 ・インビザライン・システムの材料は薬事承認されておりますが、日本国内の国家資格を持った医師や歯科技工士ではない3Dプリンタ (ロボット) による製作のため薬事法の対象外となっています。

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